野球の基本、走・攻・守、そう!走って、攻めて、守る。その基本の基本は先ずはキャッチボールです。野球経験のあるパパなら一度は夢見る、息子とのキャッチボールですよね。
そして、いよいよキャッチボール出来るぞと張りきって、いざ始めたら???「えっ、投げれないの?」「捕れないの?」と映画やドラマなどで見る息子とのキャッチボールのシーンとの違いに愕然とするのです。
そうなんですよ、自分もきっと最初はそうだった事など覚えておらず、キャッチボールなんて誰でも出来ると勘違いしてるんですよね。大人になって投げ方や捕り方なんて何も考えもせず自然に出来てますが、ここで初心に立ち返って基本をみてみましょう。いのです。
グローブのはめ方
先ずは、グローブをはめてみましょう。子供用のグローブとはいえ、子供にはグローブは大きなものです。5本指がそれぞれの穴に入れづらければ、手の大きさに合わせて入れ方を工夫しましょう。
親指は定位置ですが、人指し指は、薬指の穴へ、中指・薬指・小指はまとめて小指の穴へとか。各指毎に各穴へ入れなくても、隣合わせの指を一緒に1つの穴に入れるなど工夫してみて下さい。
体が大きくなってきたら、様子をみてはめ方を戻して行って下さい。
キャッチボールをやってみよう
グローブのはめ方が出来たら、先ずはキャッチボールをやって見ましょう。何も教えず投げさせて下さい、先ずはボール慣れることですから自由に投げさせて見ましょう。
注意はボールが体や顔などに当たらないように気配りして下さいね、痛い、怖いを最初に感じるとボールから距離を取ってしまいますからね、焦らずゆっくりやりましょう。
キャッチボールをやってみると意外とセンスのあるお子さんもいますので、先ずはやってみる、その状態を見てからその子に合った教え方をして行きます。
投げる
投げるって、私たちは普通にやってるけど初めて投げるお子さんはハッキリ言って投げれません。変な癖が付く前に投げ方の基本を教えてあげましょう。
3つのポイントを押さえましょう
スナップスロー
ボールは肘から先の腕の撓りで投げることを教えます。
- 正面を向いて、ボールを持つ
- 肘を肩の高さまで上げ、肘を直角に立てる
- 手の甲は上を向ける
- 肘を後ろに反らし
- 反らした反動で、手首を振らせて投げる
肘が肩から下に下がらないように注意します、これにより肩や肘へ負担を予防できます。
ここでのコツは肘から先の前腕を撓らせ手首をつかってリリースです。繰り返し出来るまでやってみましょう。
視線
相手をしっかり見て、投げきるまで視線を逸らさないことを教えます。
目標は、相手の胸です。
ここでのコツはしっかり声をかけて集中させ投げさせてください。子供は集中力がありませんので、結構脇見投球をします
全身を大きく使って動作する
腕だけ使って投げるのではなく、全身を使って投げることを教えます。
準備として相手に対して真直ぐ線を引来ます。
- 相手に対して、真横を向き目線は相手を見る(線の上に平行に立つ)
- 両腕を広げる
- 左足を高く上げ右足に乗る(右投げの場合)
- 左足を相手方向に真直ぐ踏み出し
※踏み出しは、準備した線上に踏み出す - 大きく腕を振って投げさせる
※左ひじはたたんで、グローブを左脇に抱える
ここでのコツは右足で静止した後、左へ体重移動しながら踏み込みで左足にしっかり乗ることを覚えさせます。
今回のまとめ
- グローブのはめ方は、手が小さい時は形にとらわれずグローブと手の大きさにあったはめ方を工夫する
- 先ずはキャッチボールをやってみる、しかし正面への投球はNG
- 投げることは、前腕の撓りで投げる
- 目線は相手の胸(目標からそらさない)
- 腕だけでなく、全身を使って投げる
これらのポイントを押さえて教えてあげて下さい。個人差がありますので先ずは焦らず、ゆっくりと一つ一つ丁寧に教えてあげましょう。
ここをしっかりと、時間をかけて指導することで投げる基本が身につき、怪我の予防になり永く野球を続けることが出来るようになります。